道(廊下)にある彫刻 👈クリック 詳しくは都幾川木建ホームページをご覧ください

 カーサ・ミナノは、1992年(平成4年)秩父郡皆野町に新築開所した施設で、建物の設計はアトリエCENTNEN(セントネン)の齋藤年明さんです。

 建物全体が町で、廊下は道、各部屋は家のように、というのがカーサ・ミナノの建物のコンセプトのひとつでした。大きい彫刻がひとつあるよりは、道のところどころに道祖神のように小さいものがあって、外に出る機会が少ない入居者の方にも楽しめる道(廊下)にできないかとのご希望があり、廊下の壁に埋め込む形で、手に触れたり、動かしたりできるようなもの、各部屋の入り口に、ふせぎを兼ねた表札も作らせていただきました。(デザイン製作1992年:高橋れい子) 

 

「生命の樹」

空だけが眠る私の通り道 

だれもかれもが働いている… 

 

窓に映る木の影は

生命の樹の枝の先 

ふるえる枝のその先の

空の流れを見つめている 

ただそれが働けない者の魂の労働