花の声

 昨日の「うたう山桜」 コンサートは子供からお年寄りまで、会場いっぱいの多くの方たちの暖かい心に包まれて演奏が始まりました。


 

 二十数年前、採伐されることになっていた山桜の樹の保護に尽力された越生の長谷部操さん(詳しくは→こちら)と、「みどりの子守歌」の詩を書かれたときがわの本尾亮さんからのお話も演奏の前にしていただきました。お二人の保護活動の根底に、花たちが発している声なき声に耳を澄ましてこられた気持ちが伝わってきて、そういう心の響きが、歌が生まれてくる通り道だったのかもしれないと思いました。

 

 今日、うちに有機野菜を届けにきてくれた(週に一度お願いしています)本尾さんは、自分たちが大切にしてきたことを、時間がたって、歌を通して若い人たちが想いを継いでいってくれているのがうれしかった、と言ってくれました。


 「うたう山桜」というCDのタイトルは、この歌を歌っている菅井千春さんの小学生の息子さんが考えてくれたものです。この言葉を見て、知人の古文の先生が教えてくれましたが、「歌う」「うたう」という言葉は古の時代には、「うったう」うったえるという意味で使われていたのだそうです。植物や動物、自然が私たち人間に訴えようとしていることがもしあるのだとしたら、それを自分の都合で聞き間違えることがないようにしたいと改めて思います。